屋外ダートを
楽しむために・・・
屋外ダートの走行に適した商品や
小技(TIPS)を紹介します。
推奨タイヤ
コスパの良いタイヤをメインに、
販売しております。
屋外ダートを楽しむために・・・
上級者の方はお分りの事もあるかと思いますが、ダートは初めて!の方に向けて、
頭の隅に入れておいていただくと役立つ知識をお伝えします。
〇ゴムシールドベアリングへの交換
鉄シールドのベアリングを足回りや、デフのサイドに使用すると砂ぼこりの多い環境では
ベアリングの寿命が著しく短くなりますのでゴムでシールドされているベアリングがおス
スメです。
〇サスピンとドライブシャフトにグリスorオイルの塗布
サスピンがドライ(何も塗らない)だと砂が噛みこむのと、土の水分で直ぐにサスアーム
の動きが渋くなります。
ドライブシャフトもドライでは直ぐに摩耗してガタガタになってしまいます。
柔らかいグリスかオイルを塗布する事で錆を防ぎ長持ちします。
〇ボールデフ?ギヤデフ?
特にダート路面ではボールデフの方がよく走りますが、
ギヤデフでも問題なく走れます。
〇巻き巻き(リヤが滑って)で上手く走れない!
クレイやカーペット路面とは違い、ダートでの2WDは特に!操縦が難しいです。
ステアリングを切っている時にラフなアクセル操作を行わないように、
丁寧に走らせると上手く走れます。
どうしても上手く走らないときは、一度上手い人に自分の車を走らせてもらって、
しっかり走るか確認してみましょう。
2WDはリヤタイヤが消耗していても凄く操作が難しくなります。
4WDの場合は巻き巻きにはなりにくいですが、タイヤがその場で地面を掻いて前に進
んでない場合がありますので、アクセルを入れすぎないように注意してください。
丁寧な操作を行うことでタイヤの寿命が全然変わってきます。
〇スパーギヤ剥き出しでも大丈夫?
昔のバギーと違い現行車はスパー&ピニオンギヤにカバーが無い車種が多いですね。
スパーは樹脂、ピニオンはアルミか鉄なので砂を噛むとスパーが舐めてしまう事を心配される方が多いです。
私は主にギヤカバーの無いヨコモのYZ-2DTM3.1とYZ-4SF2をメインにダート走行をしていますが、普通に走っていて直ぐにスパーがダメになる様な事は滅多にありません。
スタックしたり、コースのパイプに乗り上げたり、走行ラインを外して砂が多い所でアクセルを無駄に入れてしまうとボディ内に砂が入ってスパーがダメージを負うことはあります。
しかし少し舐めたぐらいならカッターの刃でギヤを修正してやれば使えます。
修正したらピニオンとスパーの隙間(バックラッシュ)調整をお忘れなく!
そうは言ったものの、ギヤカバーのないマシンで走られる方は念のためスパーギヤ1枚は予備があると安心です。
ピニオンもスチールならかなり長く使えます。
〇推奨タイヤ(2024.4月~)〇
当サーキットは物販も行っております。屋外ダートはタイヤの種類が山ほどあり、国内で流通の無いものも多く、選び出すとキリがありません。
その為以下のタイヤを販売しています。
記載のないものでも、今後良いタイヤが見つかれば随時追加していきます。
Jコンセプト:ダブルディーズV2 グルービー
VP-PRO:カクタスエボ ターボトラックスエボ ラウンデルリブ
タミヤ:デュアルブロックC デュアルブロックK
インナー:タミヤAO5048 ヨコモZC-T16MA(通称16M)
※ピンの高いスパイクタイヤは路面保護の為、全車両使用禁止です。ご自身で判断が出来ない場合はひとまず持ち込んでいただいて構いませんが、NGだった場合は歩くスピードくらいまでEPAを落として走行していただきます。
サーキットを作ってから色んなタイヤとインナーを試してきました。
あくまで私の経験になりますが、以下にタイヤ、インナーについてこれまで試してきたことを踏まえて書き記します。
全く正反対の見解を持たれている方もいるかもしれませんが是非参考にしてみてください。
本当は何が正解かは結局のところ自分で探すしか無いのですが、それを言っては元も子もありませんので・・・
〇グリップが良い順
ダブルディーズV2 > カクタスエボ ≧ ターボトラックスエボ
>>> デュアルブロックC > デュアルブロックK
推奨タイヤの中で一番グリップしてバランスがいいのはダブルディーズV2ですが高額ですので、VP-PROのカクタスエボやターボトラックスエボが安くておススメですし、在庫は極力切らさない様にします。
ターボトラックスエボは必ずモールドインナー付属で、カクタスエボはインナー無しが選べます。
デュアルブロックは極端に固いのでかなり長持ちしますがグリップは低いです。
タミヤのスポーツチューンやトルクチューン、入門用ブラシレスの17.5Tくらいまでのパワーソースだと問題無く走れますが、モディファイドやROARストックになると少し操作が難しいと思います。
VPPROのタイヤコンパウンドはM3でもM4でもどちらでもOKです。
固めのコンパウンドの方が少し長持ちします。
グリップはM4 ライフを取るならM3です。とは言え大きな差ではありません。
基本的に暑い時期以外はM4で良いでしょう。
インナーはタミヤのAO5048、ヨコモのZC-T16MAor付属モールドインナー推奨です。
ZC-T16MA(スポンジ) ⇒ AO5048(スポンジ) ⇒ 付属モールドインナー
の順に硬くなります。
この3種ならどれを選んでも楽しく走行できますので好みによって使い分けてください。
スポンジインナーは、低~中速走行中に一貫してグリップ感を感じ取りやすいですが、特に4WDのハイパワーな車両で全開にするとタイヤがヨレてステアリング操作が少しシビアになります。
モールドインナーは、横にグリップを使った時にコントロールしやすくタイヤがヨレません。ただし少しリヤが出やすくなります。
〇極端にインナーが柔らかすぎたり硬すぎると、ただただ路面を掻いてしまって前に出なく
なります。
〇カサカサのドライ路面だとインナーの差が顕著に出ます。
湿って少しジュクジュクな時はグリップは落ちるので差があまり出ません。
〇モールドインナーを使う場合、インナーに穴を開けるとスポンジインナーと中間ぐらいの
フィーリングになります。
2WDはフロントにリブタイヤ(ラウンデルリブorグルービー)が
弱アンダーで扱いやすいです。
ラウンデルリブの方が少しアンダー傾向でグルービーはよく曲がります。
リヤタイヤと同じものをフロントに履くとコーナーでクイックに走りますが少し難しくなります。
リヤはカクタスエボでもターボトラックスエボでもどちらでもOKです。
4WDは基本的にどのタイヤでも楽しく走れます。
以下に、とりあえず初めに1セット買うならコレ!というものを記します。
コンパウンドは全てM4です。
〇2WD
F:ラウンデルリブ(付属モールド)
R:カクタスエボ(付属モールドor)
〇4WD
F:ターボトラックスエボorカクタスエボ(付属モールド)
R:上に同じ
長々と書きましたが、屋外のダートコースは路面変化が非常に大きいです。
朝と夕方の少し湿っている路面は運転しやすく、昼前後の乾燥した砂の浮いている路面や雨上がりのジュクジュク路面は運転が難しくなります。
ですがそこが他の路面と違う面白い所でもありますので、是非ご自身のドライビングにあったタイヤ、インナーを見つけてみてください。
ばっちり決まると直線も真っすぐ走りますし、コーナーも巻かずによく曲がり、ジャンプもしっかり飛べるようになります。
風が強く、乾燥した路面の日は走ってもライン上の砂が飛んでいくのでどんどんグリップが上がっていきます。
もしご自身で色々とタイヤをテストされる場合は、タイヤを交換したら必ず車高も合わせる様にしてくださいね。
タイヤによって2~3mm変わることはよくあります。
車高は何ミリがいいですか?と聞かれることもありますが、好みもありますし、そもそも測り方や車の状態で簡単に数値が変化してしまいますので、ご自身の測り方で何ミリが良いかは走らせて調整してみてください。